今宗教の果たす役割が問われている。
日本の宗教、さまざまな国難のとき宗教はどういう役割を果たしてきたのだろうか。
東日本大震災と言う未曾有の大災害とそれに伴う原発事故、人的、経済的損失をどう補っていくのか。
地震と津波でなくなった数多くの人たちの慰霊と、残された方たちの精神的、物質的損害。
とりわけ宗教の役割は精神的被害をどう克服していくかにかかっている。
宗教の真価が問われている。単に犠牲者の霊を弔うと言うことではいけないだろう。
今回の震災で示された日本人の我慢強さや秩序を重んじる精神的文化が高く外国から評価されたが、そのような精神文化を育ててきた、日本の精神文化史を評価すべきであろう。しかしそれで満足していてはいけない。
その文化をさらに飛躍していかなければならないときである。