2011年9月11日日曜日

キリスト教を恐れた日本

秀吉がなぜキリスト教を禁教にしたのか?
そしてその後の徳川幕府がなぜその禁教令を引き継ぎさらには鎖国政策を採ってきたのか?
ロナルドトビ氏の「鎖国という外交」のレビューにぽけっと氏が書いた「江戸時代日本の外交政策は実は「鎖国」ではなく、反キリスト教を国是とした、戦略的かつ管理されたものだった」との記述があった。


確かに・・
キリスト教というものをなぜそのように恐れたのか?なぜそのように鎖国までして(「鎖国」という概念は幕末の時、松平定信が「鎖国こそ幕府開闢以来の伝統である」としたところから始まるといわれるが・・)、鎖国というより、海外との交流を長崎に一本化し出入国を制限したこと・・
そして国内的には徹底的なキリシタン狩りを行い、寺受け制度で更に徹底してキリシタン禁教を明治の開国まで継承してきた。明治以降においてもキリスト教への偏見、差別は続いていった。


そこまでして日本はキリスト教を拒んできた。その結果は?

2011年5月5日木曜日

宗教の果たす役割

今宗教の果たす役割が問われている。

日本の宗教、さまざまな国難のとき宗教はどういう役割を果たしてきたのだろうか。
東日本大震災と言う未曾有の大災害とそれに伴う原発事故、人的、経済的損失をどう補っていくのか。
地震と津波でなくなった数多くの人たちの慰霊と、残された方たちの精神的、物質的損害。
とりわけ宗教の役割は精神的被害をどう克服していくかにかかっている。

宗教の真価が問われている。単に犠牲者の霊を弔うと言うことではいけないだろう。
今回の震災で示された日本人の我慢強さや秩序を重んじる精神的文化が高く外国から評価されたが、そのような精神文化を育ててきた、日本の精神文化史を評価すべきであろう。しかしそれで満足していてはいけない。
その文化をさらに飛躍していかなければならないときである。

2011年3月16日水曜日

東日本大震災 交通路の確保を急げ

時々刻々大震災の被害状況が伝えられている。
特に深刻なのが燃料の供給、また物資の供給が深刻

早急に東北自動車道を開通させるべきではないのか。東北自動車道は緊急物資の輸送のために一般車は通行できないが、緊急に一般車も通行できるようにするべきであろう。そしてまず、燃料の供給を急ぐべきである。そうして、多量の物資と人員を東北に送り込むことである。壊滅的な打撃を受けた地域は自衛隊などの投入と支援が必要だが、それ以外のところは自主的な回復を目指すべきである。
燃料が確保され、都市部に物資があふれてくるようになれば、おのずと自主回復機能も働いてくるであろう。交通手段を確保することが緊要であると思う。

2011年1月1日土曜日

宗教の必要とされる現代

辛卯の年を迎えました。
内外の状況は大変厳しい時代ですが、このような時こそ宗教的価値がその価値を発揮するときです。

日本の宗教史を学びながら、国難の時にこそ、宗教がその価値を発揮してきたことを知ることができます。
今の時代を乗り越えるには、どのような宗教的な価値観を持たねばならないのか?
それをこのブログの今年のテーマにしていきます。

今年もよろしくお願いいたします。