2010年10月28日木曜日

吉備の風土と宗教

日本と宗教のブログを始めます
動機はわが郷土の宗教性
岡山県は実に多く多くの宗教家を生んでいます。
鎌倉仏教の栄西と法然、明治新宗教の黒住教と金光教
キリスト教でも救世軍の山室軍平
その他にも宗教にかかわりのあるきわめて多くの人材を輩出しています。
これはわが郷土、吉備の国の宗教的風土の故か?

そして、今日本、宗教性が求められている。
いま日本は宗教的混沌期である。
日本歴史を貫く宗教史の伝統は、明治の神仏分離令まで続いた、神仏習合の歴史である。それが明治以来、国家神道に代わったが、第2次大戦の敗北で国家神道は否定されたが、それに代わる宗教政策がないまま半世紀以上が過ぎてしまった。
今の日本には明確な宗教政策も、宗教理念もない、明治まであまりに習合した神祇信仰と仏教に頼りすぎてきたがゆえに、そしてそれが否定されたまま元にはもどっていない。
今の日本には明確な精神的バックボーンがない。様々な宗教が勝手気ままにしているだけである。
それらを一つに融合する努力をしているところも見当たらない。

明日の、未来の日本を切り開くためには、日本宗教の未来を語らなければならない。
普遍性と個別性が重要である。世界に通ずる普遍性を持つ宗教、固有の個性を持つ宗教それが重要では無いのだろうか。
日本の宗教史を紐解きながらそのことを考えて行きたい。

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