2010年11月21日日曜日

かって誇った宗教性、精神性を失った日本 これが一番大きな危機

長い伝統の中で、日本人はその宗教性を養ってきた。まずは神に感謝する生活、人を思いやる心、誠実に生きる生き方を学んできた。
明治維新で武士階級は没落したが、その精神は「武士道精神」として、日本人の礼儀正しさや、信義に篤い精神性を保ってきた。軍人の中にはそのような精神を受け継いだ人も多くいた。しばらく前に太平洋戦争中敵兵(英国海軍)を救助した船長の話を聞いたことがあるが、助けられた英国人は、その船長の精神を[サムライスピリット」として本当に感謝していた。
しかし戦後は、日本人特有のその精神が「軍国主義」の汚名の下にすべて否定されて、何も無くなった。
先後様々な新興宗教が起こってきたが、そのような精神を教えるところは少ない。個人のご利益を中心に教団は発展しても、本来の神仏を敬う、人を愛する、国を愛するという精神の根幹を教えるような宗教や理念は欠落してしまっている。
これが日本の一番大きな危機ではないのか。
日本は本来の宗教性、精神性を取り戻さなければならない。それは国を挙げて取り組まなければならない課題である。無益な政党間の争いや、宗教間の争いは無くして、より良き国を創るために結束団結してことに当たらなければならない。もはや時がない。
どこかの覇権主義的無神論国家に脅かされて、びくびくしているような国には未来がない。
かって半島や大陸に進出した日本は、その精神おいて、他民族の宗教性や民族性を尊重することを忘れていたので失敗した。
日本は精神性のレベルをもう一段階あげて、世界のあらゆる同胞から尊敬され畏敬されるような宗教性、精神性豊かな国づくりを、目指すべきである。
和の精神を持って。

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